僕は彼女と過ごした不思議な時間をどうしても嘘で終わらしたくなかった。
僕はあの公園へと足を運んだ。
ちょうど一週間前、彼女と見たこの公園の景色をもう一度見たくなった。
午後6時、ナイトパレードを知らせる音楽。池の水面が光る。
あの日と同じ景色が僕の目の前に広がった。
でも、僕の隣に白川さんの姿はない。
悲しい思いを抑え切れず、光から目をそらそうとした。
すると、
この池は本当に夢を見せてくれる。
僕が本当に見たかったのは白川さんの姿だったんだ。あの日と変わらない姿で白川さんが立っていた、、、