『佳那斗…
これからどうしよっか…。』



あれから
一週間。

私が立ち直りが早いのが
不幸中の幸い…。


だってそれよりも
新しい命が…。



どうしようかと
本気で悩んできた。


ピリリリッ

『あっ電話だよ。
珍しいね。滅多にかかってこないに。』


『たしかにぃ』






『もしもし…
どなた様ですか?』

『亜姫菜?



…お母さんだよ…。
覚えてる?』



『え…
私の…お母さん…?』

『そうなの。
詳しい話とかは
また今度しましょう。
それより…。』

『な…何ですか?』

『亜姫菜に会いたいの。
今度うちに来てくれない?』

『でも…私っ
お父さんが…しっ死んじゃって
それにっ
お腹にあっ赤ちゃんが…』


『知ってるわ…
全てあの人から聞いてた。
だからよ。
子供を育てるって
大変なのよ…

それでも
決めたんでしょう?』