『……ッ?




……痛…ッ…い』




激痛が私の中で
暴れだす。



何これ?



痛いよ…。





『亜姫菜?




…チョッと大丈夫?





もしかして、
先週くらいの健康診断
サボったでしょ?』






『け…健康診断?




そんなのあったの?』



『まったく…。




まぁ、ここで話してても
解決しないしね。




さっさと病院にいこう!』




『…えっ?





……ッ



まさかもしかしたら
このまま産むとか無いよね?』



『うーん。





場合によっちゃ
あるかもだけどね…。





大丈夫。



私が傍にいる。』






それから美姫菜は
準備や
拓夢を起こして
チビたちの面倒をお願いって
言ってくれたり…。


そんときに
拓夢くんは『頑張ってね』
って言ってくれた。






でも…







そんときにも
佳那斗は起きなくて…






正直な気持ちは
不安だらけだった。






でも…
まだ美姫菜が傍にいてくれたから
居心地がよかったよ。