『おはっす!』




拓夢くんが出てきた。


メチャメチャ眠そうだけど

相変わらず
子供みたいな笑顔を
振りまく人だなぁ。


ある意味ソンケー…。




『おはよっ』



『あぁ、おはよ。
そうそう。拓夢!


亜姫菜たちの
婚約の事でねぇ。』




美姫菜は相変わらず
さっぱり系だ。


憧れるわぁ。




そういえば
拓夢と美姫菜の
出逢いって何処なんだろう?


気になるから
後で聞いてみよっと




『じゃあいってきますね!』


『あれ?


お母さんもういくの?


ってか
朝ごはん食べないの?』



気付くとお母さんは

すっかりお出かけ仕様に
なっていた。



『あ…おはよう。



聞いてない?

お母さん明日から

ちょっと知り合いの
男の人と
出掛けてくるからね』



『はぁぁい。


気を付けてね…。』



ん゛?

知り合いの男の人って
誰だ?



まぁこれも後で
美姫菜に聞こう!



『じゃあ行ってきー。』


『行ってらっしゃい。』




『佳那斗もいくぜぇ


早く早く~!』




あっ。

佳那斗も起きてたんだぁ。



起こしに行ってあげれば
良かったかな。




『まぢ待って!


…亜姫菜
行ってきます。




『行ってらっしゃい』




キャァー。

なんか新婚さんみたい。




ってゆうか


もうすぐ新婚さんじゃん。


キャァー。




『何にやついてるの?


亜姫菜って意外に
変態なのね!』




朝の仕事を終え
ちびたちを寝かせた美姫菜が


こっちを向きながら
笑ってる。