だって…
これでオろせって言われたら





私どうしよう。




佳那斗が口を開く。





私は心して聞いた…








『……結婚してください。』



えっ…



今結婚って言ったの?





私の頭の上に


目一杯じゃないのかってくらい
はてなマークが浮かぶ。

そんな私に
佳那斗は話続ける。








『例え亜姫菜が
どちらを選んでも…
僕は、傍にいるよ。





だから
結婚してください。』


『っ…ヒック…っ。』





『私…なんかで…
良いの…?』





『亜姫菜が良いの


亜姫菜だから
傍に居たいっておもった』




『佳那斗ぉ…。
私産みたいの。


美姫菜のいってる通り
平凡な人生は
送れない…。

でもね…。』





私が泣くのを堪えてるのが
わかったのか

佳那斗は私を抱きしめる。



今までにないくらい
強く暖かかった






『じゃあ…
一緒に暮らしましょうね!』



『えっ…。
いいんですか?
負担になりませんか?』




『んな事はないでしょ!
でも…。


佳那斗くんには今まで通り
学校にいって
卒業してもらう。


亜姫菜には
私と家の事を
してもらうわ。』