そういえば、お布団どうしよう……
振り向いた拍子に、自分のベッドが目についた。
耀太のは、床でいいかな……?
いや……でも今日は……1つでよくない?
きゃああああ///
同じ布団とか、めちゃくちゃ照れるんですけどっ!!
一人で想像して一人で身もだえするあたし。
こんな場面を瑞穂に見られたら、きっと腹を抱えて笑われるんだろう。
でもでも、最初っからヤル気満々とか思われたら恥ずかしいし、とりあえず床にもう1つひこう。
たしか、あっちの部屋にお布団あったよね……?
「………あっ…」
お客さん用のお布団を取りに行こうとドアノブを回した拍子に、持っていた封筒からはらりと飛び出す一枚の紙切れ。
「…あ、あ、あ…」
伸ばした指の間をすり抜け、ゆらゆら揺れながら落ちていく。
………ん?……孫…は………まだ…でぇぇぇぇぇ!?!?
その途中で、封筒と同じように大きく書かれた文面が目に入り、あたしは開けたドアと共に廊下へと倒れ込んでしまった。
ドタッ!!
「いったぁぁいっ!!!」
´

