ブス子が美人になるまで・・・。

「そういってくれると思った。あ、アタシ【change the beauty】の
 社長の藤堂玲於奈ね。ブスを綺麗にする会社なの。」

ちぇんじ ざ びゅーてぃー・・・・・・・・

「じゃ、今日の放課後学校の前のファミレス来て。」

なれるのかな・・・・。

「あと、これ!!」

玲於奈さんが何か投げた。

「わわっ!」

香水??

ハートの箱の中にはハートの香水が・・・。

「スイートシックスティーン・・・・・???」

「そう。【sweet sixteen】。ほろ苦い初恋がテーマの香りなの。
 トップはグレープフルーツとジンジャーの香り。
 そしてハイビスカス、朝顔、ローズ、フリージアのフローラルの香りが
 甘く優しくつつみ込んでくれるの。ラストはサンダルウッド、バニラ、
 ムスクの甘く穏やかな香り。」

「よ、よく覚えてますね・・・・。」

「あたりまえよ。あと、敬語はいらないし、玲於奈って呼んで。」

敬語はいらない・・・・・。

「あ、でも学校ではあんまり話かけませんね。」

「は?話かけていいっての。」

うそ・・・・・??