あんなこと………… 先生に言えない。 言えるわけない…… だって……彼女じゃないもん ただの…居候だもん。 寂しくて,すぐ知らない男に抱かれる生徒を心配して一緒に暮らしてるだけの居候。 「…奈央…どうした…??」 「ううん。何にもないよ」 笑顔で言ったんだよ。 先生…… 本当は…笑えないんだよ。 先生………助けて あたしの記憶を… 広人を…消して…… 「………先生」