「…奈央…??」 お風呂から上がった広人。 ボーっと立っているだけのあたしを見て広人は,不思議そうに見ている。 「…広人…」 「ん〜??」 「…あたしのこと好き…??」 あたしが急にそんなこと聞いたから,目を見開いてこっちを見ている。 「何いってんだよ… 当たり前だろ……??」 「じゃあ… 由美って人は好き…??」 「………!?」 広人は,“由美”と言う 名前に反応して,こっちを見た