ひつじ


「内緒のたねあかし。」

「たねあかし…?」

「そ、」



美田くんは あたしの手にくじ引きの紙を渡した。開いて見てみると………


「40…?」


40番の数字が書かれていた。



「先生ね、一番最後に並んだ人に後ろの席あげるんだ。」


「……え?」


「残りものには福がある。」



「じゃあ…美田くんも最後に並んだの?」


「うん」


「美田くんにはあたしと席が近いって分かってたんだね」


「そ、」


「そういえば、美田くんて…」



美田くんて

いつも一番後ろの
一番はじの席だった!




「美田くんて…ずるい人だ!!」




「……いいの、この席お気に入りだから」