いつもの君と


掲示板の前はまだ人がいっぱいいる
私は足を止めた

「どうしたの?
ああ~まだ治ってないんだ」

友紀はすぐに気づいてくれた

「うん
なんか好きになれないんだよね」

「じゃ私が見に行って来るね
その辺で待っててよ」

「ありがとう」

「いいのいいの
気にしない気にしない」

そう言って友紀は人混みの中に消えて行った