「頭目、本日はいったいどのようなクソ用向きで?」
「上等な口きくじゃねえかバカヤロー。二年ぶりに仕事をくれてやるから耳穴ほじって傾聴しやがれバカヤロー」
「頭目、俺はもう抜けたつもりでいたんですがね」
「甘いんだよバカヤロー。いちど将軍様の手下についたら首と体がサヨナラするまで働くものと、神代の昔から決まってるんだよ」
「将軍は快く送り出してくださったように記憶しとるんですが」
「あらゆる事情は変わるんだよバカヤロー」