夜  話  

絡めあった指から。


合わせた唇から。


重ねあった身体から。


触れた素肌から。




皎という存在が、わたしの胎内へと流れ込んで来ます。


皎の過ごしてきた、永い永い時間の記憶も。


皎が出逢ってきたたくさんの人達や、モノ達。


受け取った想いや、抱いた想い。


伝えたかった思いと、伝えられなかった想い。


それらのたくさんの記憶や感情が、皎の存在と共にわたしの中へと押し寄せてくるのを、わたしは深く深く皎の口付けを受けながら、感じていました。