夜  話  

わたしのその質問に、皎の身体が凍りついたように強ばりました。


そして、しばらくの時をおいて。


らしくもない震える弱々しい声で、皎は答えました。


「………母親と同じくらいに俺達の事を、その存在ごと愛してくれて。
いつくしんでくれるような。
そんな人物と巡り会う事が出来たとしたならば。
その時には………。」


「その時には、その人の子供として産まれなおす事が出来るのね。」


言葉を濁そうとする皎を追い詰めるように、わたしはもう一度尋ねました。