夜  話  

「………俺達も。
月の使いもミウ達と同じなんだ。
母親に受け入れてもらうことが出来たなら。
もう一度。
もう一度の機会を、得られる。」


皎はそれを。


その機会を。


待ち続けて、待ち続けて。


そうして。


「………けれど。

俺はその機会を得ることは出来なかった。」


ポソリと呟くように言った皎の言葉は、過去の事実だけを述べている筈なのに。


まだ皎の心に出来たばかりの、パックリと口を開けた大きな傷がまだじくじくと血を流しているかのような印象をわたしに与えました。