嵐のように渦巻く風に、負けないようにと、足を踏みしめて立ちながら、わたしは前の望月の日からずっと。


このひとつきの間、いつも頭から離れずにいて考え続けていた事を、また思い返していました。


皎が謝罪の言葉を口にしたまま飛び出して帰ってしまった程に大変な、わたしにしてしまったらしい事と。


こんなわたしが、皎にしてあげられる事。





そうして、それから。





わたしの中にある……………。