夜  話  

「何が不安だ?
何に怯えている?
俺は確かに人外の存在だが、お前に害をなそうと思ってはいないぞ。」


ゲンはそう告げて、その場で星見からの応えを待った。


ゲンがその場から動いていないことを確認した星見は、少し安堵したように胸を撫で下ろし、薄い笑みを浮かべた。


「……すまない。私の瞳は星を見る為に出来ているので、近くのものは見えないのだ。知らないものを近くへ寄せることは私にとっては、恐怖に他ならない。」


自分の事を淡々と告げる星見に、ゲンはますます興味を抱いた。