夜  話  

「…そう、だな。ならば、答えよう。」


そう言う彼は、始めの、少しエラそうな彼、でした。


「俺は月の使い。月の女神さまの命を受けて派遣される、使い走りのようなものだ。」


彼はそこで、少し笑ったようでした。


「俺たち、月の使いはみんな『月の光』を糧としている。
そしておまえが取り込んだのは、俺の分の食い扶持なんだ。」