「月の女神さまから預かった月の光で、俺は今夜ある場所の泉を満たした。
月の光の中で、涼姫さまは人であった時の姿に戻り、火霊さまは、人間を模した姿となる事ができる。」
だが、それだけだ。
そう呟く皎の手を取り、わたしはその甲に口付けました。
「それでも、それは大きな事だわ。
好きな人に触れることが出来る。
それが、どれ程素晴らしい事か……。」
「そう……だな。」
ゆっくりと視線を上げて、わたしと視線を合わせた皎は透き通るような笑みを紅玉色の唇に浮かべました。
月の光の中で、涼姫さまは人であった時の姿に戻り、火霊さまは、人間を模した姿となる事ができる。」
だが、それだけだ。
そう呟く皎の手を取り、わたしはその甲に口付けました。
「それでも、それは大きな事だわ。
好きな人に触れることが出来る。
それが、どれ程素晴らしい事か……。」
「そう……だな。」
ゆっくりと視線を上げて、わたしと視線を合わせた皎は透き通るような笑みを紅玉色の唇に浮かべました。


