夜  話  

「お前が地上に大火を、
戦火を引き起こす度に、
涼姫はせっかく得たチカラを全て差し出し、これを使って治めてくれと私の所を訪れた。
お前の行為に心を痛め、それでも、自分を思うが故と泣きながら、カリョウを責めてくれるなと、皆に訴えその責を自分が負ったのだ。」


いつの時もな、と告げる大神様の言葉にカリョウは抗う事を止め、静かに聞き入っていた。


「お前がいつか気付いてくれると。
涼姫はずっと待ち続けていたのだよ。」


その言葉は、カリョウの心を深くえぐるように傷を残しながら届いた。