「ほふ………やだ。」


窓辺に頬杖をつき、つい出てしまった欠伸に、わたしは我が事ながら失笑してしまいました。


どちらかと言えば、最近のわたしは働きアリではなく、怠け者のキリギリスのような生活の方に近い過ごし方をしているというのに。


何故、こんなに疲れているかのような気持ちになるのでしょう。


「気合いが足りないのかしら……?」


思わず出てしまった呟きに、即座にありえないと自答し、わたしは首を振りました。


最近の体調の変化は、気の持ち様で変わっていると思えるような感じではありませんでした。