夜  話  

月の使いに導かれ、女神さまの前に現れたユウを見て、女神さまは言葉を発する事も出来ず、ただ。


ユウを見つめた。



月の使いの先導を受けて、女神さまに拝謁したユウは、顔を上げて女神さまを一目見た瞬間に、言うべき言葉を全て忘れ。


ただ、女神さまだけを。


まっすぐに見つめた。





そして。


ふたりはともに。


互いが恋に捕われてしまった事を。



悟ったのだった。