夜  話  

悲痛にくれていた若者が徐々に元気を取り戻し、異国で精一杯に頑張って居られるようになった変化を女神さまは喜び、ささやかな祝福を贈った。


その清い心を。


慢らぬ精神を。


保っているかぎり、現世での幸に恵まれるようにとの。


言祝ぎ(ことほぎ)をユウへと贈った。





そうして、その言葉の通りに。


ユウは王の覚えめでたく栄達し、冠位を授かり、重役を任された。