夜  話  

始めは、名も知らぬ遠い小国から来た、程度の低い田舎者よと扱われていたものが、親しく名を呼び、我が友よと呼んでくれる人物があらわれるようになった。


そして、噂を聞き付けた王との接見が許されると、その涼やかな容貌ともあいまって王からの信頼と寵愛を得、官位を戴くこととなった。


この国へ到着したばかりの頃を思えば雲泥の差のある取り扱いではあったが、ユウはその事にくさることなく仕事に打ち込んだ。


その真摯な態度に。


優秀な頭脳に。


慢らぬ精神に。


王の寵愛はますます深まり、更にユウを重用した。