夜  話  

「本当に、カラ………なのか?
あの時の?」


信じられない想いで尋ねた俺に、カラは笑顔のままで頷いて言った。


「そうだよ。
あの日君と言葉を交わした僕だよ。
あの後、月の妹神様にお逢いして、僕は全てを理解したんだ。
僕の中にあった、あの焦がれるような想いは何だったのかも。
何故僕は、あんなに急いで大きくならなければならないと焦っていたのかも。」


そう言って、俺を見たカラはけれどもね、と少し表情を曇らせた。


「思い出した僕に、妹神様は地上へ戻れとおっしゃったんだ。」