その姿を見たときに、俺は自分の目を疑った。
月の世界に生身の人間が入ることはない。
なのに、そこにはどう見ても成人の人間の、しかも男性が立っていたんだ。
大人の男性は、例え霊体であっても兄神さまの怒りに触れることを考慮して月の世界に足を踏み入れることを許されることはない。
なのに、その人物はそこにいた。
そして。
俺を驚かせたもうひとつの理由は、その魂から感じ取れる波動。
それが、記憶の中のカラのものとあまりにも似ていた事だった。
月の世界に生身の人間が入ることはない。
なのに、そこにはどう見ても成人の人間の、しかも男性が立っていたんだ。
大人の男性は、例え霊体であっても兄神さまの怒りに触れることを考慮して月の世界に足を踏み入れることを許されることはない。
なのに、その人物はそこにいた。
そして。
俺を驚かせたもうひとつの理由は、その魂から感じ取れる波動。
それが、記憶の中のカラのものとあまりにも似ていた事だった。


