夜  話  

「皎。
ありがとう。
君と話すことが出来て、良かったよ。」


俺を振り返って、ニコリと笑いながらそう言うと、カラは真っ直ぐに俺の仲間に視線を移し躊躇うことなく、その手を取って。


「じゃあね。」


と、去ってしまった。





その後、誰かの口からカラは地上に戻されたと聞いた俺は、あの時のカラの魂の躍動のような波動を忘れることが出来ずに折に触れては、カラの事を思い出していた。





そんな俺が再びカラと出会ったのは。




ほんの今しがた。


つい先刻の事だった。