夜  話  

俺が何かを言う前に、カラはそう言って俺に向かって小さく頭を下げて見せた。


その様子と、つい今しがた流れるように話したカラの姿が何故だか一致しなくて、俺はつい尋ねてしまった。


「お前………何者だ?」


そう言った俺の表情はさぞかし間抜けなものだったんだろう。


カラは困ったように眉を寄せて。


そして、自分の間抜けな発言にすぐに気付いた俺と目が合うと、どちらからともなく吹き出してしまった。


「何やってるんだかな。」