夜  話  

そう言いながらわたしを見つめる皎の黒輝石よりも濃い闇色の瞳の放つ煌めきには、わたしの心を絡めとるチカラでもあるのでしょうか。


わたしは意識を半ば捕えられたまま、深く考えずに心から零れる言葉を素直に皎に伝えたのでした。


「何かを生み出す人間だからと言って、特に他の人と違っている訳ではないわ。
ただ、往々にして創作活動にたずさわる人達は繊細な傷付きやすいココロなんていうやっかいなお荷物を抱えていたりするものなのだけれど。
でもそれは時に、弱い自分を見ないでいる為の方便でしかなかったりするの。」