夜  話  

それが、合図の様に、それまでピクリとも動かなかった体が急に動かせるようになりました。


「……へぇ?」


そんなわたしを見て、彼は意外そうに片眉を上げました。


「結構、骨あるんだ?」


「何の事?」


ようやく楽に話せるようになったわたしは、彼が何のことを言っているのかわからず、聞き返しました。