夜  話  

豊かに降り注ぐ天上からの光達を身にまとっているかのように、きらきらと全身から光の粒子を零れさせ、夜空を背景に浮かぶその姿は、溜息を誘うぐらいに美しく。


まるで、天上の画家が描いた一枚の絵画のようでした。


知らず、わたしの口からは、ほう、と溜息が零れ落ちてゆきます。


「……………なんて綺麗。」


ようやく、それだけを呟くとわたしは皎が目の前にいるにもかかわらず、その姿に心を奪われたまま立ち尽くしていました。


魂を奪われるとは、まさにこの事なのでしょう。