ここで監視していたから幸日を助けられた、という立場からしたら言えることは無いのだが。
玄関フロアを写しているモニターに、人が映った。
「あ、俺出るわ」
南部は腰を浮かせ掛けて、もう一度見たモニターに眉をしかめた。由利だ。
古谷は相変わらずぼんやりして、モニターの中の由利には気づいていない様らしい。
返事のない古谷をおいてフロントに出ると、由利がしまった、とでも言うように顔をしかめた。
由利なりに、後ろめたさがあるのだろう。
「…後から友達来るから大きい方の部屋で、フリータイム」
南部はそれには答えずに、カウンターから出て、由利の前に立った。
「由利ちゃん、この前のあれ言いすぎじゃなかった?秋田さん関係ないし、宮川さんの件は幸日ちゃんに関係ない」
南部は古谷に聞こえ無いように低めた声で、そう伝える。
由利は目を合わせようとしない。やがて出て来た言葉に、南部の顔は否応なしに引き攣った。
「あのこと…秋田真実、良行に言って無いよね?」
玄関フロアを写しているモニターに、人が映った。
「あ、俺出るわ」
南部は腰を浮かせ掛けて、もう一度見たモニターに眉をしかめた。由利だ。
古谷は相変わらずぼんやりして、モニターの中の由利には気づいていない様らしい。
返事のない古谷をおいてフロントに出ると、由利がしまった、とでも言うように顔をしかめた。
由利なりに、後ろめたさがあるのだろう。
「…後から友達来るから大きい方の部屋で、フリータイム」
南部はそれには答えずに、カウンターから出て、由利の前に立った。
「由利ちゃん、この前のあれ言いすぎじゃなかった?秋田さん関係ないし、宮川さんの件は幸日ちゃんに関係ない」
南部は古谷に聞こえ無いように低めた声で、そう伝える。
由利は目を合わせようとしない。やがて出て来た言葉に、南部の顔は否応なしに引き攣った。
「あのこと…秋田真実、良行に言って無いよね?」
