「戸田、さっきの原田クン?のことだけどさ」
店が見えなくなってから、古谷が口を開いた。
「うん」
幸日は並んで歩く横顔を見上げる。
さっき原田と話していた時の表情と比べて随分普通に見えた。
「どういう友達なの?」
「雅也君はね、高校の時の友達。真実ちゃんとあたしいつも一緒にいたんだけど、そこによく来て、一緒に話したりとかしてた」
前から自転車が来て、それを避けようとして古谷にぶつかる。
「あ…ごめんねっ…」
ぶつけた額をさすりながら謝ると、「南部じゃなくてごめんね」と茶化された。
「もう…それどういう意味?!」
少し膨れ面で尋ねると、古谷はニヤニヤ顔で答えない。
「そういえばそっち車道側じゃんね。ごめん、変わる」
言いながらもう位置を交代させられていて、妙にこそばゆかった。「で、原田に告白されてたの?」一瞬なんのことかわからなくなって、そういえばそんな話をしていたなと思い出す。
「えっと…告白っていうか、好きだよとか付き合おうとか言われてたけど…、雅也君ってああいう性格じゃない?面白半分に言ってるだけなんだよ、きっと」
笑って返すと、古谷は複雑そうな顔をした。
店が見えなくなってから、古谷が口を開いた。
「うん」
幸日は並んで歩く横顔を見上げる。
さっき原田と話していた時の表情と比べて随分普通に見えた。
「どういう友達なの?」
「雅也君はね、高校の時の友達。真実ちゃんとあたしいつも一緒にいたんだけど、そこによく来て、一緒に話したりとかしてた」
前から自転車が来て、それを避けようとして古谷にぶつかる。
「あ…ごめんねっ…」
ぶつけた額をさすりながら謝ると、「南部じゃなくてごめんね」と茶化された。
「もう…それどういう意味?!」
少し膨れ面で尋ねると、古谷はニヤニヤ顔で答えない。
「そういえばそっち車道側じゃんね。ごめん、変わる」
言いながらもう位置を交代させられていて、妙にこそばゆかった。「で、原田に告白されてたの?」一瞬なんのことかわからなくなって、そういえばそんな話をしていたなと思い出す。
「えっと…告白っていうか、好きだよとか付き合おうとか言われてたけど…、雅也君ってああいう性格じゃない?面白半分に言ってるだけなんだよ、きっと」
笑って返すと、古谷は複雑そうな顔をした。
