原田は、両手の人差し指を頬に当てておどけたポーズをとる。
それに答えたのは、はっきりと呆れの表情を浮かべた真実でも、一生懸命原田を睨んでいる幸日でもなく――
「年上にタメ口きくのやめたら?あとおまえと秋仁は同士とやらじゃないと思うよー。だって秋仁はおまえと違って、戸田にフラれてないから」
古谷だった。
相変わらずストローをくわえたまま窓の外を見つめている。
言葉使いは普段通りだったが、それが逆に不気味だった。
「あっ…あぁ…マジ?えー!超ショックーッ」
原田の表情が一瞬で引き攣る。
見繕った言葉は、見事なまでにからぶった。
痛々しいまでの沈黙に、原田がうろたえたように幸日と真実を交互に見る。
そのどちらとも、原田と目を合わせようとすらしない。
「あとさ、昔からの仲だかなんだか知らないけど、秋仁の前で戸田のこと呼び捨てにしない方がいいと思うよ?あいつ怒ると怖いから」
原田は無言で古谷の横顔を凝視した。古谷はなんの反応も見せない。随分長い間その状況が続いて、いたたまれなくなったのは幸日だった。
それに答えたのは、はっきりと呆れの表情を浮かべた真実でも、一生懸命原田を睨んでいる幸日でもなく――
「年上にタメ口きくのやめたら?あとおまえと秋仁は同士とやらじゃないと思うよー。だって秋仁はおまえと違って、戸田にフラれてないから」
古谷だった。
相変わらずストローをくわえたまま窓の外を見つめている。
言葉使いは普段通りだったが、それが逆に不気味だった。
「あっ…あぁ…マジ?えー!超ショックーッ」
原田の表情が一瞬で引き攣る。
見繕った言葉は、見事なまでにからぶった。
痛々しいまでの沈黙に、原田がうろたえたように幸日と真実を交互に見る。
そのどちらとも、原田と目を合わせようとすらしない。
「あとさ、昔からの仲だかなんだか知らないけど、秋仁の前で戸田のこと呼び捨てにしない方がいいと思うよ?あいつ怒ると怖いから」
原田は無言で古谷の横顔を凝視した。古谷はなんの反応も見せない。随分長い間その状況が続いて、いたたまれなくなったのは幸日だった。
