口を尖らせた幸日を古谷が真似た。
「あんたと一緒なのがやなだけ!」
古谷に向かって噛み付くように言うと、真実はずんずん歩き出した。
遊園地の中は酷く込み合っている。真実の姿はすぐに人波にのまれた。
「真実ちゃん!!」
幸日が焦った声をあげる。
「どうしよう…よし君!真実ちゃん次行くとこに向かってるの?」
すがるようにして古谷に尋ねた。
「次はとりあえずお昼…かな」
古谷は大して焦った様子もなく答える。
「場所は?もう決まってるのか?」
「いやー、全然」
「じゃあ秋田さんは今どこに向かってるんだよ」
南部が古谷に尋ねると、古谷がさぁ?と首を傾げた。
「えぇ!?それじゃあ真実ちゃん迷子になっちゃうよ」
幸日が泣きそうな声をあげる。
古谷は能天気に言った。
「秋田のことは俺にまかせて、二人で昼食べるとこ決めててよ」
「え?」
幸日は南部と顔を見合わせる。
「だーいじょうぶだから。それのが効率いいし。もうお昼時だから店混んでくるでしょ。好きなとこ二人で決めて先入っててよ。場所は後でメールで知らせて」
言いながら古谷は歩きだした。
「じゃ、よっろしくねー」
間延びした声で手を振ると人混みに消える。
「大丈夫かなぁ…真実ちゃんとよし君…」
「まぁ…携帯あるしね」
「でも真実ちゃんとよし君、お互いの番号もアドレスも知らないんじゃ…」
「いや、古谷は番号知ってる。大丈夫、本当に見つからなくなったらこっちから連絡とればいいから。店、決めよ」
幸日は少し渋っていたが、ゆっくりと頷いた。
真実ちゃんは迷子になるような子じゃないから大丈夫、とよくわからないが結論づけたらしい。
頷いたのを確認した南部が、苦笑しながら持っていたパンフレットを開いた。
「あんたと一緒なのがやなだけ!」
古谷に向かって噛み付くように言うと、真実はずんずん歩き出した。
遊園地の中は酷く込み合っている。真実の姿はすぐに人波にのまれた。
「真実ちゃん!!」
幸日が焦った声をあげる。
「どうしよう…よし君!真実ちゃん次行くとこに向かってるの?」
すがるようにして古谷に尋ねた。
「次はとりあえずお昼…かな」
古谷は大して焦った様子もなく答える。
「場所は?もう決まってるのか?」
「いやー、全然」
「じゃあ秋田さんは今どこに向かってるんだよ」
南部が古谷に尋ねると、古谷がさぁ?と首を傾げた。
「えぇ!?それじゃあ真実ちゃん迷子になっちゃうよ」
幸日が泣きそうな声をあげる。
古谷は能天気に言った。
「秋田のことは俺にまかせて、二人で昼食べるとこ決めててよ」
「え?」
幸日は南部と顔を見合わせる。
「だーいじょうぶだから。それのが効率いいし。もうお昼時だから店混んでくるでしょ。好きなとこ二人で決めて先入っててよ。場所は後でメールで知らせて」
言いながら古谷は歩きだした。
「じゃ、よっろしくねー」
間延びした声で手を振ると人混みに消える。
「大丈夫かなぁ…真実ちゃんとよし君…」
「まぁ…携帯あるしね」
「でも真実ちゃんとよし君、お互いの番号もアドレスも知らないんじゃ…」
「いや、古谷は番号知ってる。大丈夫、本当に見つからなくなったらこっちから連絡とればいいから。店、決めよ」
幸日は少し渋っていたが、ゆっくりと頷いた。
真実ちゃんは迷子になるような子じゃないから大丈夫、とよくわからないが結論づけたらしい。
頷いたのを確認した南部が、苦笑しながら持っていたパンフレットを開いた。
