手のひらに、桜





「ね~。なんの話してるの?」



そこに一番この話を聞いてほしくなかった人物が、

横やりを入れてきた



だけど、私の気持ちは関係なく、

その話は由利の口から伝えられていく




「一昨日ね、紡が好きな人に会いにいってたんだって」



「え~!!紡、そうだったの?」




茉莉は、笑顔でそう聞いてくる



「好きな人じゃないから」



私は、即座にそう返した




「好きな人って、やっぱり原中先輩?」



だけど、茉莉は私の言葉に耳を傾けずに、

真面目にそう聞いてくる



だから茉莉に言うのはイヤなんだ

変な誤解するんだから・・・