手のひらに、桜






「おつかれさま~」



「これで一回戦突破だね」



「ま、当たり前だけど~」



「嘘つけ。お前が一番バテてたくせに」




先輩たちは、礼を終えるとベンチに集まっていった


笑いながら、話している




そう、この試合は勝った



3-0で


圧勝だった



そのうち2点を決めたのが、先輩―――



なんか、すごい人だったんだ



そんな実感が湧く


私の知ってる先輩からは少しも想像できない



だけど、紛れもなく同じ先輩