手のひらに、桜





「原中先輩、頑張れ」




心の中だけに留めておけず、

私は小さな声で口にだした



いつの間にか、手を握り締めている





ボールを蹴って、

追いかけて、

ちょっとピンチになって、

え?そんなとこにいたのって選手にパスをだして、

相手と体当たりして、

頭でボールを飛ばして―――



そのたびに、私の心は騒いだ


こんなに興奮したのは初めて・・・