帰る場所。

せんせいは、笑って「ミルク」って呼んだ。


私の名前は、ミルク。


初めて名前をもらった。
嬉しい。

せんせい、名前をありがとう。

『ニャア』

せんせいの足に顔をくっつけた。


あっ、でも私…ご主人様のとこ行かなきゃ。


探さないと!


でも、どうしよう。


…せんせいから離れたくない。せっかく名前をもらったのに。

ちらっとせんせいを見た。
せんせいは笑顔で私を抱き上げた。


…離れたくない。