帰る場所。

『ニャっ、ニャア』


せんせい、せんせいも尻尾触ってるよ。


「先生、俺牛乳持ってる」


「何で持ってんだよ」


人間の男が皿に白い液体を。
あ、昨日飲んだやつかな?


甘いから大好きだよ。


私は、すぐに飛びついて飲んだ。

「名前つけない?」

「名前…」

「シロちゃんとか」

「ユキとか」

「俺は、ミルクがいいかな」

せんせいが、ボソッとつぶやく。


ミルク…それが私の【名前】?

「ミルク…確かにおいしそうに牛乳飲んでるし。いいかも」


だっておいしいよ。
甘いんだもん。