みずいろ


「お前・・・・なんか勘違いしてんだろ」


「だって、俺・・・見たから」


「・・・・何を?」


「お前・・・・指輪を果歩に・・・・」


「あぁ~・・・・あれね」



くすっ、と笑って瑞貴はうつむいてから、俺をまっすぐに見つめた。



「しっかり断られた。てか・・・そんな気がしてたけど、やっぱりな、って」



断った?

果歩が?



じゃぁ・・・・



「俺と果歩・・・・なんもねぇよ」



ホント・・・・かよ・・・・。