みずいろ



「いてー・・・・」



つぶやくと、瑞貴は何も言わずに隣に寝転んだ。



「てか・・・瑞貴、なんでこんなとこにいるんだよ」



「俺?俺は、遠征でたまたま・・・・お前がいて、本当にびっくりした」



「偶然かよ」



すげー偶然だよな。



瑞貴は、少し笑ってから空を見上げながらつぶやいた。




「・・・・果歩・・・ずっと空を見てる。写真も・・・・・上手く・・・・なってきたって言えんのかな。ハハ。でも・・・いっつもカメラを・・・・」



「・・・・・・あいつのことは・・・・もういいよ・・・・」