ただの願望でもいい。 過去が実際全然違ってもいい。 俺は・・・・今の俺は、確かに彼女を・・・・愛してる。 毎日病院で見ていた、あの恥ずかしそうに笑う表情も全部。 話すとき、ピンク色の頬が少しだけ色を濃くするんだよね。 ほんのちょっぴり意地っ張りなところも。 思い出していくだけで、すべてが愛しいんだ。 ・・・・・ごめん。 ごめん、瑞貴。