でも、確実だよな。
瑞貴が彼女のことを好きなのは、それは絶対だ。
親友の好きな人のことを、意識するわけには・・・・いかない。
わかるだろ?
特に幼なじみの瑞貴とマアコは、俺にとっては特別な存在なわけで。
瑞貴が・・・・
瑞貴が・・・・・
「マジかよ・・・・」
眠れずに何度も寝返りをうつけど、
さっきの光景が幾度も俺の胸をえぐる。
マジかよ・・・・。
俺、本気で・・・・好きだったんだ。
こんなに胸が痛くなるのは・・・・
って・・・・あれ?
がばっ、と布団を跳ね上げると、窓のカーテンの隙間から月の光がまっすぐに差し込んでくる。
俺、前もこんなこと思ってた?
いつ?
誰に?
・・・あぁ~~・・・・わかんねー・・・・

