家につく頃には
雨はやんでいた。


『この辺で大丈夫だよ。すぐだから。』


ジャージを返そうと
脱ごうとしたら、


ユ「わかった。だけどそれは着てろ。風邪ひく。」


『いいよ!使うでしょ?』

ユ「着てろ。」


反論をさせないように
言われてしまったら
なにも言えない。


『…わかった。ありがとう、洗って返すから!』


ユ「ああ。」

『じゃあ、また明日ね。』

ユ「気を付けろよ。」



そう私たちは別れた。
友達が増えて私は
純粋に嬉しかった。

また学校に行くのが
楽しみになった。