たっ――…

足音が私が隠れている、
台の前で止まった。


恐怖に襲われて
上手く息が出来ない。

お願い…
見つからないことを祈る。



タッ―…タッ―…タッ―…


よかった、行った!!!
ホッとした時――


「そんな所で何してるの??」

「ひっっ」



初めて聞いた、
高坂くんの声は悪魔のようだった。
低くあの世に誘うような
そんな声…


「熊本さんかい?
 最近、犯人探ししてるやつは」


何でそんなこと知ってるの?!