「あぁ、幸恵さん残念だったね‥
 誰があんな酷い事を」


村長は目を潤ませて
私の頭を撫でてくれた。

まるで
自分の家族のように泣いてくれた。



「…だから、
 私お母さんを殺した犯人を見つけて
 復讐するんです」

「一人でかい?危ないよ‥
 花ちゃんが狙われてしまうかもしれないし…」


「大丈夫です。
 それを覚悟で犯人と闘うんですから」


「そうかい…
 それで犯人への
 手がかりは何かあったのかい?」