突然メールが途絶えたことを心配したよしきから
『返事ないけど、寝ちゃったかな?』
とのメールが届いたのは、1時間位経った頃だった。
かほは迷っていた。
《もうメールなんかやめようか…》
《こんなバカなことしたからバチがあたったのかな…》
そして
『ゴメン、ちょっと今、ショックなことがあって…
恐くて手が震えて上手くメールも打てない…』
何度もボタンを押し間違えながら
やっとの思いでメールを返した。
『何があった?!』
一瞬、躊躇したものの
不安と恐怖に、いてもたってもいられなかったかほは
思い切ってよしきに今あった出来事をメールで説明した。
『そいつの番号今わかる?』
思いも寄らない返事にかほは戸惑った。
『わかるけど……何で?大丈夫だから☆』
よしきが何を考えているのか全く想像がつかなかった。

