そんなある日、佳奈子の元にこんなメールが舞い込んできた。
『メス○○!○○マン!
調子乗ってんじゃねぇぞ、ババァ!
アドレス回したから覚悟しとけ』
佳奈子は余りの恐ろしさに血の気が引いた。
…心当たりはあった。
あまりしつこく会いたがる男に
もうメールしません…と断った矢先だった。
怒らせないよう丁重に断ったはずだが
色んな人間がいるものだ。
逆恨みというヤツだろう。
しばらく様子を見ていると
何件も知らない番号から卑猥な文章でメールが届いた。
――やられた…!
ホントに回されたんだ…
佳奈子の心臓は鼓動が早くなり、息が苦しく、手は小刻みに震えていた。
やっぱり出会い系って…
怖い……!
.

