それ以来、かほの頭の片隅には

《あおい》

の存在が離れず、幸せな気持ちを邪魔をした。



出会った頃、忘れられない、と言っていた彼女…

年齢は30歳

キャリアウーマンで黒のパンツスーツが良く似合う

自立した大人の女…



かほとは全く違うタイプの女だった。


よしきは男も女も平等。

女だから家事をやらなきゃいけないとか、そういう考えはナンセンス。


早く帰った方がやればいいんだし、自立している大人の女が好きだから

キャリアを持って対等に働いていて欲しい。

だから年上の女しか興味がない…


そう常々言っていた。



しかしかほは自立したキャリアウーマンタイプではない。

ケーキを焼いたり、料理の好きな

典型的女の子女の子が残った甘えん坊タイプだ。



なのに・・・・・



何故二人は恋に落ちたのだろう…



よしきは

かほの

どこに魅力を感じていたんだろう…




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